最近の性感染症について思うこと
このサイトも立ち上げてから、約2ヶ月が経過し、
僕的には、内容も、少しずつ充実してきたと思うのですが、
読者のみなさんは、どうお感じになりますか?
僕のほうでは、当クリニックに来院して、STDと向き合おうと
する患者さんに、このサイトを使って、病気の説明をして、
治療の後に、再感染の防止を促すために、
このサイトの閲覧をお勧めしています。
今日は、そんな臨床の場で、最近気づいたことを
書いてみます。
STDというと、まず淋病やクラミジアを真っ先に考えてしまいがち
ですが、最近の傾向として、これらに属さない疾患の症例数が
増加していることがあります。
これは、例えば、男子なら、NCNGU(非クラミジア性・非淋菌性の
尿道炎)であるし、女子なら、BV(細菌性膣症)のことです。
患者さんの中には、「自分は絶対に淋病だ。」とか、
「クラミジアです。」なんて、最初から自分で決め付けて
来院される方がいらっしゃいますが、検査して、結果が
出て、淋病でもクラミジアでもなく、NCNGUやBVだった、
となった時、「自分は大丈夫だったんだ。」とその段階で、完全に
安心してしまう人がいるんですね。
その後、実際に、治療をドロップ・アウトしてしまったり、
数ヵ月後に突然来院されて、「やっぱり、治らない。」って
言ってきたりと、様々なケースがあるのですが、
これはやっぱり、NCNGUやBVの、病気としての認識が
広く受け入れられてないために起こることなんだと思います。
さらに、最近における、海外の研究者たちの仕事や、国をあげて
STDに立ち向かう米国の取り組みなどをみていると、
今の日本の状況もしかたないのかな、と思ってしまうことも、
正直言って、あります。
ただ、泣き言ばかりいっても始まりません。
誰かがやってくれるのを待つだけっていうのも、きっと何も
起こりはしないでしょう。
なので、僕がやります。
僕が、皆さんのSTDに対しての疑問や悩みに少しでも役立つ
情報を発信し、性的にアクティブな人達が、常にさらされている
危険についての啓蒙をし続ければ、きっと今よりも、少なくとも
性感染症については、いい環境が、いい社会が、
生まれると思うのです。
皆さん、僕に力を貸してください。
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投稿者 性行為感染症対策室 : 2006年06月06日



質問です。私はカンジダとガルドネラにかかりやすいようです。パートナーに感染する可能性、また感染した場合の症状を教えてください。妊娠するにあたり問題が生じる事はあるのでしょうか?
投稿者: mykmio | 2006年08月28日 13:19
>mykmioさん
当院で男性の患者さんの尿道炎や包皮炎を診る場合、カンジダとガードネラに感染する確率はかなり低いとの認識があります。
ですので、感染した時の症状は、カンジダ性包皮炎の白く浮いたような上皮と恥垢だけと考えてよいと思います。
また、ご心配の妊娠についての問題ですが、女性側にはBVとしての問題、出産時のbabyへのカンジダ感染の問題があります。男性側では、万が一カンジダが尿路に感染した場合に男性不妊の原因になるとの報告があることぐらいでしょうか?
投稿者: 性行為感染症対策室 | 2006年08月28日 15:05
たびたびすみません。
では、妊娠を考えるなら検査をして完治させた状態が望ましいという事ですね。
出産時のbabyへの感染とは具体的にどのようなものでしょう。障害という事でしょうか。
例えば妊娠に気付かず、軽い痒みで市販の膣錠で治したら胎児に問題は生じますか?
宜しく御願いします。
投稿者: mykmio | 2006年08月29日 21:15
>mykmio さん
babyへの感染というのは、新生児の口腔内カンジダ症です。治らない病気ではありません。(健康な赤ちゃんなら。)
あと、市販のカンジダの膣錠というのは見た事がないのですが、普通の我々が使っているものと同じものなら、何にも心配いりません。
なぜなら、妊娠中はカンジダになりやすく、妊娠中の膣剤による治療は日常茶飯事ですから。
投稿者: 性行為感染症対策室 | 2006年08月30日 23:07
少し過剰な心配だったようですね。ただ、パートナーに説明をする時に知識がなく不安感を与えてしまいました。でも安心しました、ありがとうございます。
ちなみに市販の膣錠とは「ゼファーマのトリコマイシンK錠¥2205」の事です。
投稿者: mykmio | 2006年09月01日 12:12