検診結果とカンジダ
ご質問
先生はじめまして。よろしくお願いします。
24歳♀です。
先日始めて婦人科を受診し、子宮がん検診を受けたところ、
細胞診がステージⅡでカンジダが検出されました。
婦人科の先生の話では、
「カンジダは常在菌で、普通にいてもおかしくなく、
かゆみなどの症状が出なければ治療は必要ない
(症状が出て初めて「病気」になる)。
また、SEXをしても、相手が健康な状態であれば
感染はほとんど心配ない。」とのことでした。
カンジダ=性感染症という認識があったので、
先生の言葉は意外に穏やかなもので
(私が心配しないように配慮してくださったのかもしれません)
安心する反面、
「でも、菌がいても問題は無いけど、
無いなら無いほうがいいのでは?」という疑問が生じました。
SEXしても問題ないと言われても、
将来のパートナーや出産のことを考えると不安です。
もし、菌を完全になくす治療があれば受けたいと思いますが、
完全になくすことはできるのでしょうか?
また、「菌がいる」ことを過去のパートナーに言うべきでしょうか?
現在の症状は、
1ヶ月ほど前に1週間ほど外陰部に痛がゆい症状がありました。
現在は何もありません。
婦人科には生理痛の相談で受診しました。
内診等では、カンジダ以外には問題はありませんでした。
最後の性交は4ヶ月前です。
よろしくお願いします。
お答え
細胞診でClassⅡでカンジダが見つかったというのは、
実はそんなにめずらしいことではありません。
ご存知の通り、カンジダという真菌は、
自然界に広く存在し、
特に動物の身体には常在しやすい微生物です。
つまり、カンジダは、性感染症としての扱いよりも、
もともと存在するものが、乳酸桿菌との数的バランスを
維持できなくなった時(増えた時)に病気として取り扱われると
考えてください。
だから、カンジダ症の病気としての基準は、
①どれほど数多く存在するか?
②自覚的、他覚的に異常な状態であるか?
ということが重要だと思います。
今回の結果は、培養で見つかったのではなく、
細胞診のスライド上で”認められた”程度のものでしょう。
つまり数的に少なく、見かけも問題なかった。
検診をされた先生も、この辺の事を踏まえて
「大丈夫」とおしゃったのだと思います。
1ヶ月前には、確かに少し症状がありましたね。
でも、自力でリカバーできたのではないでしょうか?
我々、医師サイドの仕事は、
患者さんが自分自身の治癒力で治しきれない病態を
学問的な裏づけによってサポートするものだと
思っています。
ですから、今回のこの場合は、「何もすることはない。」というのが、
正しい答えだと思います。
もちろん、以前のパートナーに何も言う必要もありません。
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投稿者 性行為感染症対策室 : 2006年12月31日



コメント遅くなってごめんなさい。
お答えありがとうございます。安心しました。
しかし、今いるカンジダが暴れないよう健康面に気を付けていきたいと思います。
お答えを拝見する前に、現在のパートナーにがん検診の結果とともに
カンジダのことも話しました。
最初はびっくりしていたようですが、普通にいる菌でとりあえずは心配ないらしい
というようなことを言うと安心したようです。
(が、さすがに痒みがあったことまでは言えませんでした…)
現在遠距離恋愛中なので、今度会ったときにどうなるか少し不安もありますが、
二人で性感染症について考えるいいきっかけになったと思います。
今まで、性交歴については自分についても、過去~現在のパートナーについても
しっかりしている(真面目な)自信があったので、性感染症は無縁のことのように
感じていました。
今回は深刻なものではありませんでしたが、今後も気を付けていきたいと思います。
投稿者: ぷにぷに | 2007年01月17日 11:33