淋病の話も4回目になったね。 最近、淋病の症状がどんどん弱くなってきているって知ってる? いまどきは、カゼにかかって医療機関を受診したりすると、 抗生剤が処方される場合が多いよね。この時によく使用される ものに、ニューキノロン系っていう種類の抗生剤があるんだけど、 これが、淋菌をやっつけたり、弱らせたりしているうちに、 淋菌がその性質を変化させてきたんだ。 どういう風にかっていうと、簡単に言っちゃえば、症状が弱くなった 割には、薬が効きにくくなって、なかなか死ななくなったってことかな。 ほんと、ややこしくなってきてるよね。 それじゃあ、今日もお勉強ね。 どんな人が淋病に罹り易いのか? 性的に活発な人は誰でも淋菌に感染することができます。 ちなみに、米国において最も高い感染率をしめしたのは、 性的に活発なティーンエイジャー、ヤング・アダルト、 アフリカ系アメリカ人でした。 わかった?多民族国家ならではの統計だよね。 じゃあ、日本なら、どう考えるのがいいか?わが国の淋病の統計には 不思議な特徴があるんだ。これはね、淋病っていうのは、18歳までは、 女の子の病気で、それ以上の年齢になると、 男子の病気であるってこと。 どう?おもしろいでしょ?これについては、いつかまた話すことにするね。

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