クラミジアの感染部位♂
クラミジア・トラコマティス(CT)が男性性器に侵入する場合、
CTが存在する膣の分泌物との接触が必須となります。
最初に感染する部位は、尿道ですが、CT感染単独では
強い炎症を伴うことが稀なため、そのまま上行し、
前立腺や副睾丸に達することがあります。
また、女性の場合にも書きましたが、パートナーの咽頭や肛門に
CTが存在する場合、その性的接触により、
同性間、異性間を問わず、感染が成立する可能性があります。
クラミジアの症状♂
通常、尿道における軽い排尿痛か、排尿時の違和感や痒み
などから始まります。
それに続いて、透明ないし、白っぽい尿道分泌物がみられます。
この状態が本当に耐え難いのであれば、クラミジアという疾患は
もっと、世の中に蔓延しないものになっていたでしょう。
ところが、この症状を、何気なく耐えていると、
症状が消失してしまうことがあります。
キャリアの完成です。SEXの相手に病気をうつしたいなどと
考える方はおそらく皆無だとおもいますが、
自分が病気にかかっていることに気付かなければ、
または、一抹の不安を抱えたままSEXを続ければ、
病気は、人から人へと、どんどん広がっていくのです。
男性側で自覚症状がない人は、全体の約50%であり、
こういった方々は、医療機関への受診もしません。
すると、クラミジア・トラコマティス(CT)は尿道から上行し
前立腺や副睾丸に達します。
もちろんその場で炎症をおこすわけですが、
炎症が強くないのがCT感染の特徴ですから、
さらに気付かないようだと、稀ではありますが、造精機能が
障害され、男性不妊の原因になることもあります。