初めまして。コンジローマについての質問をさせていただきます。

2年ほど前から肛門より4cmほど上の部分にイボが出来ました。
主婦で夫としか関係はありませんから性病なんて考えた事もありませんでした。
私も夫も浮気をした事もありませんし。。

ですが、大きくなってしまった事と肛門部分に(最初はイボ痔だと思っていました)イボができた為昨日、皮膚科を受診した所、
コンジローマという診断を受けました。
調べてみて性病に入っていた事にとてもショックを受けました。

漢方の飲み薬と5-FU軟膏を処方されたのですが、軟膏は肛門に出来た二つのコンジローマにも効くのでしょうか?
場所が場所だけに塗ってもあまり意味がないのでは?
と感じております。

最初に出来た方にはばっちり塗れますが、肛門はトイレに行く事で軟膏も流れてしまうのではないか、という不安があります。

皮膚科ではなく、婦人科や性病科に行くべきなのでしょうか。
それともこのまま皮膚科に通っていても大丈夫でしょうか。

それから軟膏を塗る事でコンジローマはどの様に消えていくのか教えていただけますか?
沢山書いてしまい申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。

その皮膚科の先生の治療はとても正しいと思います。
ただし、それがいわゆる「イボ」であったとしても、「尖圭コンジローマ」であるかどうかは定かではありませんが。。

というのは、性器に感染するイボを作り出すウイルス(HPV)は約30種類あって、その中で明らかな尖圭コンジローマという形質を発現するのは概ね6型・11型である、と言われています。
その上、ご主人もご自身も他のパートナーとの性的接触が一定期間(最長8ヵ月・平均2.8ヵ月)ない、と言い切れるのであれば、外部からウイルスの入り込む余地は事実上ないように思われます。(あくまでも浮気がないという前提です。。)

よって、このイボはその形状により、鑑別されなければならないのですが、乳頭状・鶏冠状と言われるのが尖圭コンジローマの外観の
特徴です。つまりちょっとカサついてヒビ割れてるのです。
本当にそうだったのでしょうか?

ただし治療にウイルスの型や外観は関係ありません。
ウイルスの感染している上皮(角質)ごとウイルスを取り除きます。
(このケースでは5-FUを使ってましたね。)
ただし、患者さんの体に抗体が形成されてない時は再発を見ることが多いようです。
よって、抗体産生を促すため、漢方製剤が用いられます。

この両者を用いた治療の時間的・空間的タイミングがぴったり合うと、再発なくして治療が完了します。

ちなみに5-FUによる上皮破壊は、ウイルス感染している上皮を溶かす感じです。
塗り方を大雑把に行えば、もちろん、正常な上皮にもダメージは及ぶことになります。

もうひとつ、この様な治療が行われる際、何も24時間患部に薬がくっついている必要はなく、最初の内は、夜の間だけ(5~6時間)ONしていれば経過良く行くのではないかと思います。

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