子宮頚がんワクチンで予防 米が認可、9-26歳女性に

HPVについての記事を書いていたら、まさにトピックスともいえる
ニュースが飛び込んできたので、皆さんにお届けします。

これは、子宮頸部がんのワクチンということになっていますが、
このサイトの読者の方は、もうご存知ですよね。そうです。
これはHPV(ヒト乳頭腫ウィルス)に対する、予防的ワクチンです。

おそらく、このワクチンは、大きな副作用等が認められなければ、
人類女性の、全世界的なスタンダードになるのでしょう。
なんてったって、人類初のガン予防が可能になったのですから。

記事:共同通信社 【2006年6月9日】
【ワシントン8日共同】米食品医薬品局(FDA)は8日、
米医薬品大手メルクが開発した初の子宮頸(けい)がん予防ワクチン
「ガーダシル」の販売を認可した。対象は9歳から26歳の女性。
米内外の臨床試験で高い効果が確認されたのを受け、
約半年の審査でスピード承認した。

子宮頸がんは発展途上国を中心に、世界で毎年約47万人が
新たに発病、約23万人が死亡している。
これをワクチンで減らせれば画期的な成果で、
多くの専門家が承認を歓迎している。

ガーダシルは遺伝子組み換え技術で製造された。
性交渉を通じて広がり、約70%の子宮頸がんの原因とされる
ヒトパピローマウイルス(HPV)16、18型をはじめ、
計4種類のHPVによる病変を予防する。
半年間に3回、筋肉注射で接種する。

約2万1000人を対象にした臨床試験の結果、前がん病変が
100%近く予防できたため、FDAは「がんが予防できる可能性も
極めて高い」と判断した。ただ、ウイルス感染後に接種しても
効果がないことから、性的活動が活発になる前の9歳からの
使用が承認された。

メルクによると既にメキシコで認可を受け、欧州連合(EU)や
台湾などでも審査中だという。

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