HIVの感染者の実数が増えているのか、それとも、
検査をする人数が増えているだけなのか、
報告制度が始まって以来、最高の感染者数となってしまったHIV。
どうにか流れをくい止めたいのですが。。。。
記事:共同通信社 【2006年8月23日】
厚生労働省エイズ動向委員会は22日、
4月から約3カ月間に報告されたエイズウイルス(HIV)の
新規感染者は男性226人、女性22人の計248人で、
報告制度が始まった1984年以降で最多となったと発表した。
これまでの最多は2004年7-9月の209人。
動向委は「今年から始めた6月の検査普及週間や、
休日、夜間の検査体制が整備された結果、検査件数が増え、
感染者の報告数も増加したと考えられる」としている。
また新たに発症した患者は106人で、
04年7-9月の126人に次ぐ多さだった。
新規感染者の感染経路は、同性間性的接触が160人と最も多く、
うち152人が日本国籍の男性だった。
異性間性的接触は53人、その他や不明は35人だった。
年齢別では20、30代が約66%と多いが、40代以上が
前回(06年1-3月)の約22%から約31%へ増加した。
この発表でわかることは、
♂の同性愛者:♂の異性愛者:♀の比が160:66:22≒8:3:1
であるということ。実際には、バイ・セクシャルの人が
これに加わるので、少し数字が異なるのかもしれないが、
♂の同性愛者:♂♀の異性愛者ということでまとめると、8:4=2:1
となり、HIV/エイズが同性愛者のみの疾患でないことを
数字が如実に語り始めたと言えます。
3人のHIV感染者がいれば、そのうち1人は、異性愛者なんですから。